** 後一条天皇 年表 **
その１ 誕生〜即位まで
| 年 | 月日 | 数え年 （満年齢） | 事柄 |
| 寛弘5年 （1008） |
9月11日 | 一歳 （0ヶ月） | 土御門第にて産まれる |
| 9月15日 | 〃 | 五夜。公卿以下和歌を詠む、藤原行成、序を作る。 | |
| 9月17日 | 〃 | 七夜。公卿以下和歌を詠む、源俊賢、序を作る。 | |
| 10月4日 | 〃 | 一条天皇、大江匡衡に皇子の諱を勘申させる | |
| 10月16日 | 一歳 （1ヶ月） | 一条天皇が土御門第に行幸し、敦成と対面。親王宣下。 | |
| 10月17日 | 〃 | 敦成親王家の職員を定める | |
| 11月1日 | 〃 | 五十日の祝い | |
| 11月10日 | 〃 | 敦成親王家政所・蔵人所始 | |
| 11月17日 | 一歳 （2ヶ月） | 母彰子とともに内裏（一条院）へ | |
| 12月10日 | 〃 | 百日（ももか）の儀。藤原伊周、自ら和歌の序を作り不審がられる。 | |
| 寛弘6年 （1009） |
正月30日 | 二歳 （4ヶ月） | 彰子と敦成親王を呪詛する厭物（おぶつ、呪詛の形代）が発見される |
| 2月5日 | 〃 | 呪詛の容疑者（藤原伊周の周辺人物）らが取り調べを受ける | |
| 2月20日 | 二歳 （5ヶ月） | ↑の者、入獄。伊周、朝参を停められる。 | |
| 6月16日 | 二歳 （9ヶ月） | 一条院から源明子邸へ移る。 | |
| 6月19日 | 〃 | 彰子、第２子妊娠により土御門第へ里下りし、敦成も土御門第に移る。 | |
| 8月17日 | 二歳 （11ヶ月） | 参内。一条天皇、信濃駒牽の小馬一匹を敦成に献上させる。 | |
| 9月8日 | 〃 | 土御門第へ戻る | |
| 10月2日 | 〃 | 参内。 | |
| 11月25日 | 二歳 （1歳2ヶ月） | 同母弟・敦良が産まれる | |
| 12月26日 | 二歳 （1歳3ヶ月） | 彰子・敦成・敦良、内裏（枇杷殿）に参入 | |
| 寛弘7年 （1010） 閏２月あり |
3月2日 | 三歳 （1歳6ヶ月） | 内裏退出（〜3日） |
| 4月2日 | 三歳 （1歳7ヶ月） | 内裏退出 | |
| 4月22日 | 三歳 （1歳8ヶ月） | 内裏退出 | |
| 4月25日 | 〃 | 一条大路にて賀茂祭使還立を見物。小南第（頼通邸）に行く。 | |
| 5月8日 | 〃 | 内裏退出（〜11日） | |
| 6月9日 | 三歳 （1歳9ヶ月） | 内裏退出（〜14日） | |
| 7月2日 | 三歳 （1歳10ヶ月） | 内裏退出（〜5日） | |
| 8月16日 | 三歳 （1歳12ヶ月） | 19日に予定されていた魚味始（まなはじめ）の延期が決定 | |
| 10月11日 | 三歳 （2歳1ヶ月） | 魚味始 | |
| 10月22日 | 三歳 （2歳1ヶ月） | 着袴 | |
| 11月28日 | 三歳 （2歳2ヶ月） | 一条天皇、枇杷殿から一条院へ。献上された馬20匹のうち、2匹を敦成に賜う。 | |
| 寛弘8年 （1011） |
4月18日 | 四歳 （2歳7ヶ月） | 賀茂祭を見物。 |
| 6月13日 | 四歳 （2歳9ヶ月） | 一条天皇、三条天皇に譲位。敦成親王立太子。 | |
| 6月22日 | 四歳 （2歳9ヶ月） | 一条法皇崩御 | |
| 9月9日 | 四歳 （2歳11ヶ月） | 勧学院を訪問 | |
| 10月10日 | 四歳 （3歳0ヶ月） | 三条天皇より壺切刀を授けられる。東宮御在所となる予定の凝花舎で10人の僧が読経。 | |
| 10月16日 | 四歳 （3歳1ヶ月） | 三条天皇、即位の儀を行う。東宮敦成、一条院から内裏・凝華舎に移る。 | |
| 長和元年 （1012） 閏１０月あり |
3月23日 | 五歳 （3歳6ヶ月） | 延暦寺の僧、中宮（藤原妍子）と東宮の冊立を賀す |
| 5月27日 | 五歳 （3歳8ヶ月） | 父一条院の喪が明ける | |
| 長和2年 （1013） |
正月10日 | 六歳 （4歳5ヶ月） | 彰子の在所へ朝覲行啓。 |
| 3月3日 | 六歳 （4歳７ヶ月） | 病脳 | |
| 4月19日 | 六歳 （4歳8ヶ月） | 藤原公則が馬10匹を献上、うち2匹は東宮に。 | |
| 4月25日 | 〃 | 道長と賀茂祭を見物 | |
| 5月18日 | 六歳 （4歳9ヶ月） | 疫癘に罹る（〜29日頃？） | |
| 7月6日 | 六歳 （4歳11ヶ月） | 妍子、三条天皇皇女・禎子を産む | |
| 9月25日 | 六歳 （5歳0ヶ月） | 凝華舎において舞楽の蘇芳菲・駒形・陵王・納蘇利を見る | |
| 長和3年 （1014） |
正月2日 | 七歳 （5歳3ヶ月） | 東宮大饗 |
| 2月9日 | 七歳 （5歳4ヶ月） | 内裏の殿舎の多くが焼亡し、天皇・中宮・東宮は大極殿に避難。その後、東宮は弁曹司へ。 | |
| 2月20日 | 七歳 （5歳5ヶ月） | 三条天皇と東宮敦成、太政官朝所から松本曹司に移る。 | |
| 4月9日 | 七歳 （5歳6ヶ月） | 三条天皇は枇杷殿へ、東宮は頼通の高倉第へ。 | |
| 7月22日 | 七歳 （5歳10ヶ月） | 高倉第から、土御門第西対へ | |
| 11月17日 | 七歳 （6歳2ヶ月） | 参内（枇杷殿）。 | |
| 11月28日 | 〃 | 読書始（ふみはじめ）。「御注孝経」を読む。学士は大江挙周（たかちか）、尚復（進行役）は源為善。 | |
| 長和4年 （1015） 閏６月あり |
9月5日 | 八歳 （6歳12ヶ月） | 御馬御覧、その時に犬の死穢に触れる |
| 9月20日 | 八歳 （7歳0ヶ月） | 新造内裏へ参内、凝華舎に住む。 | |
| 11月17日 | 八歳 （7歳2ヶ月） | 内裏が焼亡し、縫殿寮→太政官朝所（あいたんどころ） | |
| 11月19日 | 〃 | 土御門第へ移る | |
| 12月5日 | 〃 | 敦良親王の読書始に出席（土御門第） | |
| 長和5年 （1016） |
正月13日 | 九歳 （7歳4ヶ月） | 三条天皇の上位と東宮即位について定める。新帝御所の土御門第を所々修繕する。 |
| 正月19日 | 〃 | 曽祖母藤原穆子が東宮に謁見 | |
| 正月19日 | 〃 | 三条天皇、枇杷殿で東宮に譲位、後一条天皇受禅・践祚、敦明親王立太子。 | |
| 2月1日 | 〃 | 即位を奉告する伊勢奉幣使（致孝王むねたかおう）を発遣する | |
| 2月7日 | 〃 | 大内裏・大極殿において即位 |